市政執行方針 及び 議案質疑 2日目 メモ

振り込め詐欺対策について

高橋けんたろう議員の一般質問より

過去7年間で21億円の詐欺被害が出ている

この額は、船橋の予算の1%に該当する

県内ワースト2位

そんな中、来年度予算は39万9000円

広報啓発活動に30万円

9万9000円は固定電話へ接続する貸出用の振り込め詐欺防止装置の修理費用

(振込詐欺対策電話機の購入補助制度)

NTTが提供するNTT特殊詐欺対策を取り入れた品川区の事例を挙げて

このような取り組みを船橋市としても取り組んでいかないかという提案質問でした。

介護現場へのICT導入

上田美穂議員の一般質問より

ICTを導入することにより、人員基準の配置の緩和を厚労省は検討している。

ICT導入の効果として

  • 転倒防止へ役立っている
  • 人員配置を緩和できている

との声があるとのこと。

昨年10月に長崎県が行った調査では

導入事業所は41%

  • 事務の負担を大幅に削減できた
  • 栄養車の状況把握がしやすくなった
  • 職員同士の申し送りや情報共有がしやすくなった

などの効果があったとのこと。

船橋もICT導入支援を積極的に行うべきではないかとの質問でした。

ヤングケアラー

上田美穂議員の一般質問より

船橋市では来年度予算において

ヤングケアラーの実態調査について予算計上をしています。

調査方法

  • 船橋市オンライン申請・届出サービスのページの活用予定
  • 学校を通じてURLや2次元コードを記載したリーフレットの配布
  • 学校授業の中で端末から指定のページへのアクセスの誘導を協議中
  • 高校生相当の方へは、自宅へリーフレットを郵送

時期

  • ゴールデンウィーク明けから案内を開始し、夏頃までに集計する予定

国の実態調査でヤングケアラーは

  • 中学生で5.7%
  • 高校生で4.1%

存在するとのこと

子供医療費補助制度

桜井信明議員の一般質問より

子供医療費助成制度について

現在の対象は中学生まで

これを18歳まで対象拡大を要望する質問でした。

現在、医療費は県負担

移動費は市の単独事業

船橋市は移動費も県が補助してもらえるように要望中

今後は、国や県に要望を続けながら

他自治体の実施、実施状況の把握に努めていくとのこと

災害用マンホールトイレ

桜井信明議員の一般質問より

公共施設や学校などを中心に災害用のマンホールトイレが設置されています。

今後も地域バランスを配慮しながら設置増加をしていくとのことです。

1機120万円

1機につき5機ずつ設置予定

船橋市の人口について

小平奈緒議員の一般質問より

地域

  • 西武、南部・・・全ての地域で人口増加
  • 東部・・・うち3地区
  • 中部・・・うち2地区
  • 北部・・・うち4地区

年代

  • 15歳未満は減少
  • 15~65歳は増加
  • 65歳以上は増加

の傾向

今後人口増加する地域

  • 南部西部・・・全てにおいて人口増加
  • 東部・・・前原二和飯山満
  • 中部・・・夏見
  • 北部・・・三崎坪井

財政運営、行財政改革についての見解

浦田秀夫議員の一般質問より

市からの見解

地方財政は景気の動向と、国からの交付金などの状況などに大きな影響を受ける

そのために、景気変動があった場合でも、安定的に行財政運営ができるように取り組んでいくことが必要

そして、単に必要とされる市民サービスの向上だけでなく、生涯継続できるように維持できることを目的として実施してきた。

今後も、市の財源、人、施設など限りある経営資源について時代の変化などを的確に捉えつつ、効果的な活用を図りながら、持続可能な行財政運営を実現してまいりたい。

海老川上流地区

石川りょう議員の一般質問より

海老川上流地区についての議案があがった

論点は3つ

  • 本市の将来財政との兼ね合い
  • メディカルタウン構想の実現可能性
  • 地水の問題

昨年度の財政推移の収支差額は50億円。

でも決算ではトントンになっている

この理由

  • 国の補正予算を活用
  • 個人税、法人税での増収見込み
  • 地方消費税交付金の増収

これらが理由で収支差がなくなった

今後は

  • 普通交付税、臨時財政対策債
  • 公債費の借入見込み
  • 退職手当の運用変更

以上の点より、収支差は大幅に改善される

しかし、当面の間はマイナスで推移する見込み

財源調整基金は、現在と同程度の約147億円の見込み

令和12年度までの収支差額を賄うことができる

一方で増加し続けている公債費は増加を抑制できるため、170億円台で推移する見込み

今後も定期的な自発的見直しを行っていく