こんにちは!
船橋市議会議員の佐藤つぐみです。
2月1日になんと、NECグループのNECソリューションイノベータの皆さまよりインタビューの依頼をいただきました。
内容はななしょくプロジェクトについて
コンソーシアムを組んでいる4者でインタビューを受けました。
そもそもななしょくプロジェクトとは?
要介護認定を受けて、デイサービスをはじめとする介護施設に通う方が活動時間中に、地域の企業に出向いて有償ボランティアを行うというものです。
- 働き手が不足し続けている現状
- 社会保障費が増加し続けている現状
- 要介護者が増加し続けている現状
がある中で、
要介護認定が出たり
認知症の診断を受けただけで
「働けない」というレッテルを貼られてしまう現状
すごく不思議です。
人は周りの人がその人に対する扱いの通りになります。
できない環境や、働けない環境を作っているのは私たち。
逆にできることを増やせる環境を作ることができるのも私たち。
目の前の人を生かすも殺すも、環境を作っている側が大きく作用しています。
だからこそ、
デイサービスでの活動中の選択肢を増やし、
人を生かし、地域の企業と一緒に社会貢献を目指すななしょくプロジェクトは
- 民間企業にとっての働き手としても作用し
- QOLの向上から社会保障費の抑制につながるだけではなく
- 働き手が増えることにより、経済の活性化にもつながる
そんな可能性が詰まっているんです。
1人ではできなくても、チームで支え合ってミッションを達成する
1つの目標に対して、支える側支えられる側の垣根を越えて、チームとして取り組む
地域に飛び出し、民間企業を巻き込んでカタチにしていく
この方法を介護事業者側と、民間事業者側の視点に立って、研修を行ったり、マニュアルを作成したり、行政とかけ合ったりと、必要なことに取り組むななしょくプロジェクトは
今後の超高齢社会を迎えるにあたり、応用の幅の広さも想定できるために、入り口としては必須の事業とも言えると考えています。
今回深掘りした点
現状の課題への打開策について
私たちの大きな課題はこちら
・民間企業にとってのメリット
この問題を深掘りすると、
介護を受けている方が担うボランティアとして有償か、無償かによって分かれています。
無償でのボランティアとして、介護サービスを受けている方々が死後音を担ってくださることについては、メリットしかありません。
しかし、有償にしていくと、生産性の課題が挙がります。
現状、介護においてのボランティアの1時間の謝礼の相場は1人無料〜100円(単発の仕事は除く)
そこを、ななしょくプロジェクトでは1人につき1時間約333円(3回で1000円の商品券)で請け負ってくださっています。
利用者さん3人、スタッフ1人で1時間999円。
1人雇用した時の最低時間給は下回ります。
そう考えた時に、この事業自体は民間企業にとってメリットがあるように一見感じるのですが、これだけだと弱いのです。
もっとメリットを感じるような施策を考えなければいけません。
(魅せ方の問題かもしれませんが・・・)
と同時に
介護事業所からも積極的に関わっていかなければ、この活動は広がりを見せません。
しかし、社会に良いからと言う理由だけでは広がらないのです。
どのくらい経営としてもメリットがあるのか。
これをきちんと数値化していかなければいけません。
この数値化に関しては、既に別の機関での動きがあるとのことなので、私たちにできることがあれば協力させていただきたい姿勢でスタンバイします。
NECソリューションイノベータの皆さんは
今後、ななしょくプロジェクトは地域、利用者本人だけでなく、買い手である介護事業者や民間企業にとっても価値があるサービスにしていくことに注力していきます。
このことを受けてNECソリューションイノベータの皆さんは・・・
燃えていました。
余談ですが
ななしょくの発起人宮﨑直樹さんから「会社は何のためにある?」
と問われた際に
「社会貢献のため」
と言い切ったまだ入社2年目の肘井さんを本当に尊敬します。
昨今、学会などでは「purpose」と言う言葉が流行っています。
どのような意味か。
昔のように株主のためだけではなく、そもそも何のためにその会社は存在しているのか。
存在理由が求められるようになっているとのことです。
さすが、NECソリューションイノベータの社員さんはトレンドをしっかりと理解してらっしゃる。
本当に素晴らしい。
ななしょくの前にも事前にたくさんのところにヒアリングをされたとのことです。
共通して感じる課題は各々の専門分野で活動している方々を「つなげる」と言うことだそうです。
本当におっしゃる通りだと感じました。
つなげる役割や、広げる役割はそこに特化した役割の方がいないと繋がりは広がらないのです。
NECソリューションイノベータさんはプラットフォームも多く手がけており、つなげるということに対して大きな強みを持っていると認識しています。
NECソリューションイノベータの皆さんから
ななしょくプロジェクトさんに協力してほしいと言われるくらいになれるように引き続き活動していきます!
以前からなないろは存じてましたが、いつもあったかく感じます。
いろいろな分野で広く普及されることを願っています。
全国の介護業界も変わらなければ❗️
コメントいただきありがとうございます!
温かみを感じていただけますこと、大変嬉しく思います。
普及できるように付加価値を高めて参ります!!
引き続きよろしくお願いいたします。